体験
雪国の暮らしは、自然と寄り添い、四季とともに歩む営みです。
ここでは、ただ体験をするのではなく、雪国が育んできた世界に足を踏み入れることができます。棚田を歩けば、幾世代も続いてきた人と自然の調和を感じ、春の山菜を摘めば、雪解けがもたらす命の息吹を手に取るように味わえます。田舎料理をつくる時間は、祖母から孫へと受け継がれてきた温かな知恵に触れるひととき。笹団子を結ぶ手仕事には、この地で生きる人々の粘り強さと優しさが宿っています。
それぞれの体験が一枚の絵のように重なり、雪国の美しい世界観を心に描いていく——
ここで過ごす時間は、記憶に残る旅の物語となるでしょう。
山菜採り体験

春の山へ分け入り、地元の方と一緒に山菜を探す「山菜採り体験」。フキノトウやタラの芽だけでなく、地元で親しまれる、あまり知られていない山菜との出会いも待っています。
収穫のあとは、教わりながら一緒に山菜料理づくり。天ぷら、おひたし、炒め物、和え物──それぞれの山菜にぴったりの食べ方を楽しみます。野山の恵みと人の知恵が交わる、ここでしか味わえない贅沢な昼食のひとときです。(催行時期:4月中旬〜5月中旬頃)
雪国の郷土料理体験
台所に立つのは、この地で長く暮らしてきた地元のお母さんたち。季節の野菜や山菜、発酵や保存の知恵を活かした、素朴で滋味深い雪国の田舎料理を、手ほどきを受けながら一緒に作ります。
受け継がれてきた味には、家族を想うぬくもりと、この土地で生きる誇りが息づいています。食卓を囲み、笑い合いながらいただくひとときは、料理を学ぶだけでなく、雪国の暮らしの心にふれる時間でもあります。(催行時期:通年)

笹団子作り体験

新潟の夏の味として親しまれてきた「笹団子」。この体験では、よもぎを練り込んだ生地を粉からこねるところから始める、本格的な笹団子作りに挑戦します。地元の方に教わりながら、餡を包み、笹で丁寧にくるみ、縄で結ぶ──そのひとつひとつの手仕事に、昔ながらの知恵と温もりが込められています。
蒸しあがる香りとともに、ほっと心がほどけるような郷土の味。自分の手でつくるからこそ特別なおいしさに出会える、旅のお土産にもなる体験です。(催行時期:通年)
棚田トレッキング
絵に描いたような「本当の日本」の風景をトレッキングし、この地域の豊かな歴史、文化、そして美しい景色を体験します。 日本の山間部にある棚田は歴史と文化の象徴と言えるものです。過去の記録からは、この豪雪地帯の住民が階段状の棚田を築いた様子から彼らの勤勉さが伺えます。
深い森と特徴的な杉の木が並ぶ中、かつての道を歩くことで国内で最も美しい景観の一つを見ることができます。稲の植え付けや収穫といった農家の日常生活の様子、道に生えている野生の植物を摘み、里山に暮らす動物の痕跡等を通じて歴史と文化を体感できます。(催行時期:5月〜11月の降雪するまで)

雪国の暮らしを味わう時間は、決して一つの体験にとどまりません。
棚田を歩き、山菜を摘み、素朴な田舎料理や笹団子をつくるひとときは、この地に脈々と流れる命の営みを映し出します。さらに、草履づくりや織物体験、稲作を中心とした農業体験など、この地ならではの手仕事や四季の恵みに触れる機会もご用意しています。一針一針、一本の稲、一本の糸に込められた人々の知恵と祈り。それらを手に取ることで、雪国の豊かさをより深く感じることができるでしょう。ここで過ごす時間は、単なる体験ではなく、雪国の物語の一部になるもの。その他の体験もぜひご覧ください。